ピラティススタジオの経営を成功させるためには、独自のコンセプト作りが欠かせません。主要なピラティス流派のそれぞれの強みを理解することで、自社のスタジオにおけるコンセプト作りに活かしてください。
ピラティスには多くの流派が存在し、それぞれが独自のメソッドや教育プログラムを持っています。ここでは、代表的な7つのピラティス流派について詳しく見ていきます。
BASI PILATESはラエル・イサコウィッツ氏が1989年にアメリカ・カリフォルニアで創設しました。世界40ヵ国にわたる最大規模のピラティス流派で、科学的知識、ダンス、ヨガなどの要素を組み込み、流れるような無駄のない動きを特徴としています。
Polester Pilatesはブレント・アンダーソン氏とエリザベス・ラーカム氏によって1992年にマイアミで創設されました。臨床治療とピラティスを融合させたリハビリテーションに優れた流派で、実践と対話を重視し、観察やティーチングを行う教育プログラムが特徴です。
1988年にカナダ・トロントでモイラ・メリスー氏が創設したSTOTT PILATESは、ケガを回避し、しなやかな筋肉とリラックスした心身を目指すことを目標としています。各人に合ったカスタムがしやすいモディフィケーション(修正)が豊富な点が特徴です。
Mad Dogg Athletics社がコロラド州で発足したPeak Pilatesは、ピラティスの教え方に重点を置いた独自の養成プログラムが特徴です。体系的なアプローチにより、深い知見を得ることができます。
ケン・エンデルマン氏が創設したBalanced Bodyは、ピラティスマシン製造メーカーが提供する流派です。資格取得のための養成コースを通じて、確かな知見を持つインストラクターを目指すことができます。
FTP Pilatesは1991年にPhil Arney氏がイギリス・ロンドンで創設した流派で、フィットネスに力を入れています。様々なエクササイズを融合し、総合的に広くピラティスを学べる点が特徴です。
PHI Pilatesはクリスティン・ロマニ・ルビィ氏が創設した米国拠点のピラティス教育団体で、リハビリテーションに重点を置いています。姿勢矯正に効果のあるエクササイズを展開し、腰痛、肩こり、股関節痛の改善を目指します。
自社のピラティススタジオを成功させるためには、ターゲット層のニーズをしっかりと把握し、そのニーズに合わせたプログラムを提供することが重要です。例えば、ビジネスマンをターゲットにするなら、仕事帰りに通いやすい時間帯にクラスを設定することが求められます。
ターゲットが抱える具体的な悩みに焦点を当てることで、他のスタジオとの差別化が図れます。肩こりに悩む方には、肩こり改善に特化したピラティスプログラムを提供するなど、悩みに応じたコンセプト作りが効果的です。
ピラティスの枠に囚われず、他の運動法やリラクゼーション法を取り入れることで、幅広い層にアピールすることが可能です。ヨガやストレッチ、さらには武道の要素を取り入れることで、ユニークで魅力的なスタジオを作り上げましょう。
競合他社と差別化を図るためには、独自のコンセプトが不可欠です。ターゲットのニーズや悩みに応じたプログラムを提供し、ピラティスの枠に囚われない柔軟なアプローチを取ることで、他のスタジオにはない独自の価値を提供できます。これにより、リピーターの増加と新規顧客の獲得が期待できます。
ピラティススタジオの経営において、流派の選定と独自のコンセプト作りは非常に重要です。これらのポイントを押さえて、競合と差別化を図り、成功するピラティススタジオを目指しましょう。
ピラティスの導入・開業でおすすめの
ピラティスマシンメーカー3選



※選定条件:2024年4月20日現在、Googleにて「ピラティスマシン」で検索し、公式サイトが表示される上位11社をピックアップ。その中で、以下の特徴を持つ3社を紹介します。
・lulubalance…マシンピラティスの主要マシン「リフォーマー」の価格が、開業・導入に必要な備品が6つ付いても最も安いため(247,500円(税込)※リフォーマー単品の価格)
・ピラティスマシンFactory…最も納品スピードが早いため(入金後約1週間)
・Flight Pilates…カラーが選べる箇所と、組み合わせの数が最も多いため(192通り)