可動域を広げたり、さまざまなエクササイズをサポートしたりするための補助器具「ピラティスボックス」。この記事では、その具体的な効果や価格、メンテナンス方法を詳しく解説し、導入のメリットをわかりやすく説明します。

ピラティスボックスは一般的に、マシンピラティスで使用される補助器具です。木製フレームにクッションが取り付けられ、人工皮革で覆われた長方形のボックス型。安定した土台を作り、エクササイズ中のバランスをサポートし、可動域を広げるエクササイズを補助します。
エクササイズの幅を広げ、より多様なトレーニングが可能になります。
ピラティスボックスは、初心者から上級者までそれぞれのレベルや目的に合わせたトレーニングに対応できます。使用することでトレーニングの幅が広がり、安全性も確保されます。
コンパクトなので限られたスペースでも効果的なトレーニングを提供できます。
リフォーマーやキャデラックなど、ピラティスマシンと組み合わせやすいのもピラティスボックスのメリットです。
より多彩なエクササイズが行えるため、飽きずに楽しくトレーニングに取り組むことができます。
ピラティスは正しい姿勢で行うことが大切です。体のどこかに固い部分がある場合など、直にマットに座った場合、正しいポジションからエクササイズを始めることが難しくなります。
このような場合にピラティスボックスを使うと、安定性と高さが確保され、正しい位置からエクササイズを適切に行うことができるようになります。
当サイトで紹介している25社のうち、公式サイトに金額が明記されているピラティスボックスの価格を調査し、まとめました。
※2025年5月27日時点、編集部調べ
ピラティスボックスは直接体に触れるため、使用後は汗やほこりなどが付着しています。使用後は柔らかい布で汗や汚れを拭き取り、乾燥させましょう。
汚れがひどい場合には、中性洗剤を少量含ませた布で汚れを拭き取ります。
基本的に木材でできているため、高温多湿の場所では木材が膨張したり反り返りやすくなってしまいます。保管場所にも気を付けましょう。
ピラティスボックスの価格帯は、ブランドやサイズ、材質によって異なります。一般的には3万円台から6万円台程度です。リフォーマーとセットになったものも多いため、商品内容をよく確認しましょう。
※2025年8月16日時点、編集部調べ
ピラティスボックスを傾斜を付けて使用することで、腹筋や背筋、骨盤底筋群などのインナーマッスルのトレーニングができます。インナーマッスルへ適度な刺激を与えることにより、徐々に強化されていきます。
姿勢が悪い、猫背、巻き肩といった人は、直にマットの上で正しい姿勢をとることが難しい場合があるため、ピラティスボックスを補助として使うと、背骨を伸ばすようなストレッチや、胸を開く動作がしやすくなります。繰り返しエクササイズを行うことで、姿勢改善に役立ちます。
ピラティスボックスの高さに傾斜をつけて利用したエクササイズは、バランス感覚を養ってくれます。わざと不安定にして利用することで、体幹の安定性も向上します。体幹が安定すると、ほかのトレーニングもやりやすくなっていきます。
ピラティスボックスを使ってみた人の声は見つかりませんでした。
導入の流れはメーカーによって異なりますので、詳細は各会社にご確認ください。以下に、一般的な流れを紹介します。
製品詳細ページなどから、ピラティスボックスを比較検討し、購入したいモデルを選びます。材質やデザイン、サイズなどを確認し、スタジオニーズに合うものを選定します。
カタログや詳細ページからはわからないことや、確認しておきたいことを、電話や問合せフォームなどから問合せます。
問合せ内容に基づき、製品価格や送料、付属品などを含めた見積書を作成してもらいます。電子見積書やPDF形式で送ってもらうと、後から詳細を確認する際に便利です。
見積書と相談内容を元に、配送先を確認します。ピラティスボックス自体は大きなものではありませんが、一緒にピラティスマシンを購入する場合などは、配送先の階数、エレベータの有無、運送ルートの寸法などを確認しておきましょう。
最終確認ができたら、支払方法を選択します。請求書が送付されるため、振込みまたはクレジットカードなどで支払いましょう。
決済・入金確認後に製品の生産が開始されます。オーダーメイドは約2カ月程度かかります。在庫がある場合には、発送日を確認しましょう。
オーダーメイドの製品が入荷すると、検品作業を行います。品質や状態、オプションなどを徹底して確認します。
検品完了後、搬入日を調整して配送します。ピラティスマシンと一緒に注文した場合には、設置と組立て、廃棄物まで処理してくれるのが一般的です。
設置が完了したら、業者と一緒に動作確認を行います。問題がなければ納入仕様書を交わして完了です。
※選定条件:2025年5月27日現在、Pilafit掲載のピラティスマシンメーカーを調査し、公式サイトでピラティスボックスを取り扱っているメーカーをピックアップ。
7色のカラーバリエーションがあり、好きなシートカラーが選べます。すべてオーダーメイドなので、スタジオのテーマなどに合わせて作ることが可能です。
ピラティスマシンに特化した製造工場にて、オーダーメイドでひとつひとつ作られます。製品は同社より直送され、設置からゴミまで処分してくれます。
引用元:MotionCarePILATES https://www.motioncarepilates.jp/reformer-box
通常よく使用される基本サイズと、従来のピラティスボックスより小さいサイズのスリムボックスが選択できます。シートカラーは4色からオプション選択が可能です。
外寸は660×400×230mm、本体重量6kgのピラティスボックスです。代理店を介さず、お客さまに直接販売することでリーズナブルな価格で提供しています。導入後のメンテナンス・保証も充実しています。
持ち運び用ハンドルが付いており、スタジオはもちろん自宅用としても使用できます。カラーはホワイト、グレイ、ブラックの3色展開。商品は到着から30日以内の返品・交換に対応しています。
すべてのピラティスリフォーマーブランドに使用可能です。単独で使用し、座位やうつ伏せでのエクササイズも快適に行えます。高品質のEVAで覆っているため、耐摩耗性に優れ、クッション性を発揮します。
ピラティスマシンのアクセサリーとして、取り扱いがあります。長方形の側面の両方に持ち運び用のハンドルが付いており、使い勝手が良い工夫がなされています。
ボックスの1面だけにクッションが貼ってあるタイプのピラティスボックスです。持ち運びがしやすく、耐久性にも優れています。リフォーマー、タワー、キャデラック変換器具にも適用できます。
ピラティスボックスは、リフォーマーなどのピラティスマシンと組み合わせてより多彩なエクササイズを可能にしたり、単独で高さや安定感を利用したエクササイズができる補助器具です。
用途や機能、材質、サイズなど、自社スタジオにマッチしたメーカーと製品を選びましょう。



※選定条件:2024年4月20日現在、Googleにて「ピラティスマシン」で検索し、公式サイトが表示される上位11社をピックアップ。その中で、以下の特徴を持つ3社を紹介します。
・lulubalance…マシンピラティスの主要マシン「リフォーマー」の価格が、開業・導入に必要な備品が6つ付いても最も安いため(247,500円(税込)※リフォーマー単品の価格)
・ピラティスマシンFactory…最も納品スピードが早いため(入金後約1週間)
・Flight Pilates…カラーが選べる箇所と、組み合わせの数が最も多いため(192通り)